2022年ASEANビジネス環境の展望

~構造的変化のなかでの事業機会とリスクを点検する~

2021年11月25日(木)日本時間午後2時-3時
(シンガポール時間午後1時-2時) オンライン開催 参加無料

米中テクノロジー戦争を底流として構造的変化が起こりつつあるなか、日本企業は新たな視点でビジネス戦略を展開する必要に迫られつつあります。 

2021年は、日米豪印のQUAD(クアッド)や米英豪による安保協力のAUKUS(オーカス)といった主要国間の新たな枠組みが生まれ、東南アジアの地政学的な位置付けにも影響を与えました。中国では大手テック企業に対する規制が金融市場に衝撃を与えています。ASEAN域内では、ミャンマーのクーデターやマレーシアの政権交代など各国情勢にも重要な動きがみられ、日本企業が事業戦略の見直しを迫られる例もありました。 

こうした動きは、2022年以降もサプライチェーンや各国の投資・規制に影響を及ぼすと予想され、企業にとってはその正確な理解が欠かせません。

本セミナーでは、中長期的な展望と、その中で生じる事業機会やリスクを企業の意思決定に生かすためのポイントを、リスクコンサルティング会社クロール・シンガポールで日系企業への助言を手がける川端隆史さんに聞きます。(聞き手:日経グループアジア本社 ゼネラルマネジャー 近藤明日香)
こうした注目テーマを継続的にモニタリングするのに有用な情報サービス「スカウトアジア」についてもご案内します。

ご参加は無料です。フォームからお申し込みください。

Key Topics

国際環境

QUAD, AUKUS形成の背景と東南アジアへの地政学的影響

中国戦略の変化とインドの台頭が東南アジアの投資環境に与える影響

東南アジア域内

「強権化」の要因とビジネスリスク

各国における政策変更懸念と事業展開へのインパクト

Speaker

kawabata

川端 隆史

クロール・シンガポール
ジャパンデスク シニアバイスプレジデント

現在、東南アジア企業のデューデリジェンスや、アジア新興国の地政学リスクがビジネスに与える影響などに始めとしたリスクコンサルティングに従事。外務省、エコノミスト、スタートアップの勤務経験と東南アジア調査を26年にわたり手掛け、現地・現場主義にこだわった調査姿勢が特徴。

1999年~2010年、外務省で在マレーシア日本国大使館や国際情報統括官組織等に勤務し、東南アジア情勢の分析を中心に外交実務。 2010年~15年、SMBC日興証券の金融経済調査部でASEAN担当シニアエコノミストとして国内外の機関投資家、事業会社への情報提供。 2015年、ユーザベースグループのNewsPicks編集部に参画、16年にユーザベースのシンガポール拠点出向し、アジア新興国の政治経済、テクノロジー事情、現地財閥、多国籍企業、スタートアップ、スマートシティ、ヘルスケア、イスラム経済等について調査、分析。 2020年12月より米国企業クロールのシンガポール支社に入社し、現職。

共著書に「東南アジア文化事典」(丸善出版)、「ポスト・マハティール時代のマレーシア」(アジア経済研究所)、「東南アジアのイスラーム」(東京外国語大学出版会)、メディア記事に「『中国崩壊論』の崩壊」「中国ITジャイアント」(共にNewsPicks)など。

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近藤 明日香

日経グループアジア本社 ゼネラルマネジャー

日経グループアジア本社(在シンガポール)ゼネラルマネジャー。東南アジア・南アジアにおける日経やNikkei Asiaの事業展開、および2019年に買収したDealStreetAsia社との連携などを担当する。

1998年日本経済新聞社入社。編集局大阪経済部、東京証券部、法務報道部の記者として企業財務・法務、株式相場ニュース等を報道。2011~15年東南ア・インドのマーケット速報を担うNQNシンガポール支局長。15年以降ビジネスサイドにて、Financial Times買収やそのPMI、Nikkei Asiaのマーケティング等に携わった。

Agenda

表示時刻は日本時間です

  • 2:00PM 開演

  • 2:05PM 講演

    講師:クロール・シンガポール シニアバイスプレジデント 川端隆史氏
    聞き手:日経グループアジア本社 ゼネラルマネジャー 近藤明日香

  • 2:45PM スカウトアジアからのご案内、Q&A

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